ブログ、はじめました!

ようこそ、ブログへ。

 ホームぺージを開設してもうすぐ1年が経とうとしております。
 そこで、僭越ですが、今回ブログをはじめさせていただくこととなりました。
 皆様の健康に役立つ情報をお伝え出来たらと思い、
「健康ブログ ~のがちゃん塾~」というタイトルにさせていただきました。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 自己紹介 

 ブログを始めるにあたって、野上有子という人間を少しでも知っていただけたらと思い、自己紹介的なものを書かせていただきたいと思います。
 私は、生まれも育ちも栃木県宇都宮市で、根っからの「宮っこ」です。
 出生して約半世紀になりますが、この宇都宮から離れて暮らしたことがありません。(汗)
 唯一、あん摩マッサージ指圧師の資格をとるために、44歳という年齢ではじめて、東京の文京区にある日本指圧専門学校へ3年間毎日通学したぐらいです。
 数年前に、映画『テルマエ・ロマエⅡ』に、浪越徳三郎先生という指圧師が登場するのですが、ご存知の方いらっしゃいますか?
 もし、テルマエ・ロマエⅡを観る機会がありましたら、そのシーンを是非探してみてください。私と同年代の方は、 天才 たけしの元気が出るテレビ‼ のエンペラー吉田と一緒にでていた、ジェット浪越と言った方が分かりやすいかもしれませんね。
 指圧は日本が発祥の地で、浪越徳治郎先生が大正14年に創始した治療法なのです。
  あ…。 徳治郎先生の紹介になってしまいましたね。笑

浪越徳治郎先生の銅像の前で

なぜ、指圧の道に?

話を戻しまして…。

 「私が何故、指圧の道に進もうとしたのか?」をお話したいと思います。

 私が30歳を過ぎた頃、母が腰の痛みを訴えるようになりました。
 近くの整形外科に行って、リハビリしたり、痛み止めをもらったりしていたのですが、2か月たっても一向によくならないので、別の検査機器が揃っているクリニックへ連れていったら、すぐに大学病院へ紹介されました。大学病院では、「腹膜播種」と診断されたのです。これは、臓器の中で発生したがん細胞が増殖を続け、最初の臓器から腹膜に浸潤したのちに、腹膜に覆われた腹腔内へと種子がまかれたように細胞が移動するというものです。要は、末期がんの状態になってしまっていたのです。

 担当医からは、余命2年と診断が下りました。

 腰痛だから整形外科ということではなく、強い薬でも一向に良くならないのであれば、内臓の病気も疑うということを何故しなかったのかと…。自分を責める毎日が続きました。

 でも、後悔ばかりしてはいられません。
 告げられた2年を母のためにどう使うかが私達家族の課題となりました。

 私は、医療の一般知識を得ようと、本屋に入ったのですが、私の目に飛び込んできたのは、「免疫を高める足裏健康法」という本でした。すぐさま購入し、足裏は健康を映し出す鏡で、見て触るだけでその日の体調の変化がわかり、刺激をすれば不調が消えるというものでした。癌細胞をなくすことは難しいけど、身体が楽な日が1日でもあればと思い、足のリフレクソロジー(反射療法)を教えてくれるところへ通うことにしました。半年を経て、知識と技術を学び、民間資格を取得することができました。

 その半年間は、学校から帰ってきては、母に「今日はこういう施術を教えてもらったの」と、話しながら足を施術してあげていました。母は、痛みがやわらいだり、お通じが良くなったり、深い眠りにつけていたようでした。
 抗がん剤の効果もでて、これはもしかしたら2年以上生きられるのでは?と期待しましたが、ある一定の期間が過ぎると、抗がん剤の効果はなくなり、入退院を繰り返すようになりました。肺に水が溜まってしまうと、溺れた状態になるらしく、とても苦しそうでした。
 私は、母の足を施術しながらのコミュニケーションを図る事しかできませんでしたが、死の恐怖に怯える母にとっては、その手の温もりが気持ちを安定させていたようでした。
 手がもたらす力をこの時ほど、有難く感じたことはありませんでした。
 リフレクソロジーを学んでいなかったら、会話もなく、ただただベットの横に座っているだけだったと思います。 

 母が亡くなってから、母を思いだすリフレクソロジーから少し離れていましたが、2011年の東日本大震災を機に、誰かの役に立つ仕事をしたいと考えるようになりました。被災された方は、先の見えない状況で心と身体のダメージが大きいと考え、リフレクソロジーの資格で何かお手伝いができないか探したのですが、ボランティア募集では、あん摩マッサージ指圧師といった資格を持っている方の募集のみでした。

あん摩マッサージ指圧師という言葉との出会い
 あん摩マッサージ指圧師の資格を調べたら…。 なんと!手がもたらす効果に魅了されていた私にとって、まさに求めていた仕事ではないかと思いました。

 学校では、解剖学・生理学・臨床医学・東洋医学は勿論のこと、総合的に患者さんを診れるように栄養学や衛生学などたくさんの勉強をしました。それこそ、腰の痛みが長引く場合は、内臓疾患を疑うことなど、技術だけでなく、痛みが何故おきるのか、どこから来ているのか、何に注意すべきか。といった知識を学びました。ここが、2週間から1年ぐらいで取得できる整体師とは違うところかもしれませんね。

最後に、
 長々と書いてしまいましたが、私はご利用者様に寄り添いながら、「手当て」を基本に施術をしていきたいと思っています。そして、母と同じ思いをさせたくないという思いが強いため、症状にあった医療機関の受診を進めていきたいと思っています。
 
 そして、介護・看護に疲れている方が明日も頑張ろうと思えるような時間(施術)をご提供できたらと思っています。介護・看護される側もする側の笑顔がみたいでしょうから。

 かかりつけ医のように、皆さんのかかりつけの指圧師になれるよう、日々精進してまいりたいと思います。

 読んでいただき、有難うございました。

父とのツーショット写真
(10数年前の写真ですが…。笑)

この記事を書いた人

野上 有子(のがみ ゆうこ)
 昭和47年生まれ
 宇都宮市立豊郷中央小学校・宇都宮市立豊郷中学校を経て、実家の八百屋を継ごうと宇都宮短期大学附属高等学校(情報商業科)へ入学。しかし、在学中に八百屋を閉めることとなり、医療・福祉系へ進路を変更。
 卒業後は、栃木県医師会へ入社。26年間勤めた後、日本指圧専門学校へ進み、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、2020年6月に「指圧家のがちゃん」を開業。 
 現在に至る。
 〇公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会員
 〇一般社団法人 栃木県鍼灸マッサージ師会員
 〇一般社団法人 日本指圧協会員
 〇日本指圧専門学校同窓会員
 ※あん摩マッサージ指圧師免許
 

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