【対象の方】
あん摩・マッサージ・指圧の施術に係る療養費の支給対象となる適応症は、一律にその診断名によることなく筋麻痺・関節拘縮等であって、医療上マッサージを必要とする症例について支給対象とされています。
具体的には、骨折や手術後の障害や脳血管障害、例えば脳梗塞などの後遺症などで、関節が硬くて動かない、又は動きが悪い、筋肉が麻痺して、自由に動けない等です。
寝たきりの方/歩行困難な方/
手足の筋肉に麻痺や関節に拘縮のある方/
脳血管障害により筋麻痺のある方/
パーキンソン・リウマチ・ALSといった疾患をお持ちの方/
【対象疾患】
脳疾患障害後遺症 / 脳梗塞後遺症 / 脳出血後遺症 /
パーキンソン病 / 多発性脳梗塞 / バーチャ病 /
筋ジストロフィー / ニューロパチー / 変形性腰痛症 /
変形性膝関節症 / 変形性脊椎症 / 慢性関節リウマチ /
多発性関節リウマチ / 腰椎椎間板ヘルニア / 脳性麻痺 /
頚随損傷 / 頸椎損傷 / 四肢体幹機能障害 /
脊柱管狭窄症 / 大腿骨頸部骨折後遺症 / 四肢筋萎縮 /
大脳皮質萎縮 / 脊髄小脳変性症 / サルコイドーシス /
末梢神経障害 / ギランバレー症候群 / 神経原生筋萎縮症 /
筋萎縮性側索硬化症/ 全身廃用症候群 / 上下肢筋肉廃用性萎縮 /
閉塞性動脈硬化症など
【手続き】
①医師に、【訪問マッサージを受けたいので、「同意書」を書いて下さい】とご依頼ください。
*同意書をダウンロードして医療機関へお持ちください。
…同意書は、本院(指圧家のがちゃん)でもお渡しできます。
様式(厚労省指定):同意書、診断書(マッサージ)[ワード] [Word:39KB]
*療養費同意書交付料:1000円(1割負担の方は100円)
*診断書でもよいのですが、診断書交付料が高いかもしれません。
②同意書を書いていただけましたら、本院へご連絡下さい。
③どのようなマッサージを望んでいるかといったご要望などを伺い、一度マッサージをご体験いただきます。
*訪問回数、ご利用者様負担額などもご説明させていただきます。
④体験後、本院からの訪問マッサージをご希望される場合は、訪問の手続きをさせていただきます。
【療養費】の一例は以下のとおりです。
1回につき、
マッサージ施術料 + 往診費用 = 療養費
マッサージ(自己負担 1割:175円、3割:525円)
*最大5局所を施術した場合: 350円×5局所=1,750円
*局所とは、躯幹(胴体)・右上肢・左上肢・右下肢・左下肢の5局所をいいます。
往診費用 (自己負担 1割:230~255円 3割:690~765円)
片道4㎞以内 … 2,300円
片道4㎞超 … 2,550円
〇1割負担で片道4㎞超の場合
175円+255円=430円(1回/週)
*月額(週4回の場合)…430円×4回=1,720円(患者様支払額)
※お医者さんによっては、マッサージでよくなるはずがない。と同意書を書くことを拒む先生もいらっしゃるようです。
でも、本当にそうでしょうか。それは、患者さんご自身が感じることだと私は思います。
「治る」・「良くなる」ではなく、少しでも良い時間を過ごせるよう、また共存できるようになることが重要なのではないか、そしてその先に希望があるのではないか、と私は思っています。皆さんはどう思われますか?