自律神経が乱れまくるコロナ時代

呼吸・考え方を意識することで自律神経が整う

【コロナワクチン接種】
 昨日、1回目のワクチン接種をしてきました。
 ようやくまわってきたワクチン。
 接種したからといって、コロナにかからないわけじゃないけど、風邪程度にすめばよいですよね。
 それに、私達の仕事は密着なしでは成り立たないので、感染させてしまうのが一番怖いです。
 接種後もコロナ対策を続けながら、お客様に安心を与えた施術をしていきたい!と、それだけなんです。
 しかし、コロナがもたらす影響はとてつもない。(泣)
 2年近くもマスク生活が続き、たくさんの制御がかかった生活。
 そりゃぁ、自律神経が乱れ、体調を崩す人が増えてしまうのも無理ありませんよね。
 天候も天候で急に寒くなったり、また、暑くなるというし…。

【心の休ませ方】
 そんな中、
 昨日、訪れたクリニックで、「心の休ませ方、励まし方」という本に出会いました。
「ボーッとする時間をもとう」と題したもので、心理カウンセラーの方が書いてるものでした。
 なるほどなぁーっと思ったので、一部紹介させてください。

【ボーッとする時間をもとう!】
 心の仕組みを研究するうちに、
 「ボーッとする=思考を停止する」ことが心を休ませる最善の方法だということがわかったそうです。
 「失敗したくない・自分はどう思われているのか」といった考えが、頭の中でグルグルまわる。
 1回しか聞いていない言葉でも、気になると頭の中で何百回も繰り返され、夜も眠れなくなってしまう。
 取り留めのない思考に感情をかき乱されて、心が疲労してしまう。
 心は、「緊張している」か「緩んでいる」かのどちらかで、考えても答えの出ないときは、考えない方がいい。
 一旦、思考を停止し、心の緊張を解き放つことが大切。
 知らないうちに堂々巡りを始めてしまう、「考え癖」から抜け出し、自由になるのです。
 
 そのコツは、「心を今に置く」こと。
 ずっと不安が消えない人は、心が「今」から離れていて、過去と未来に飛んでしまっているのです。 

【心を今に戻す2つの方法】

 1.フリーズ
 (どんな体勢でも構いません)
 不安な気持ちが押し寄せてきたら、体の動きを完全にストップします。
 呼吸もストップ、目線を落とし、3つ数えたら鼻から静かに息を吐きます。
 フリーズしたままで、再び鼻から息を吸い、3つ数えて吐き出します。
 それを3回繰り返す。

 …思考がストップしたことに気づきましたか?
  その時、心に何か問題はありましたか?
  この体験から、不安を駆り立てるものが、「考え癖」だということに気づくはずです。

 今考えるべきことと、今は考える必要がないことがはっきりします。
 それが第一歩です。

2.リフレーミング(心を緩める方法)
 不安な問題の意味付け(フレーム)を積極的に見直して、気分や感情を変えるやり方。
 例えば、「もう五十歳」を「まだ五十歳」にリフレ―ミングすると、気分が前向きな感情に生まれ変わります。
 「私の人生には、良い事としか起こらない!」とリフレーミングすれば、それを心から信じると、
 脳は、どんな出来事のの中にも「いいこと」を探し始めます。
 体験の意味をポジティブに変換できれば、立ち直ることができるのです。
 前を向いて生きていくうえで大切なことは、人生に「何が起きたか」ではなく、「それをどうとらえたか」なのです。
 予想しなかったことが身にふりかかったら、この体験をどうすればハッピーエンドにできるのか?と、
 自分の胸に問いかけてみてください。

 ーという内容でした。(引用:宇佐美百合子「ボーッとする時間を持とう!」. 2020,12 月刊PHP )

【呼吸法】
 私は、自律神経を整えると言われる「呼吸法」にも興味があります。
 意識的に自律神経をコントロールできるのは、呼吸だけなんです。
 呼吸に重要な横隔膜といった呼吸筋などが緊張状態ですとうまく呼吸もできません。

引用:呼吸筋、衰えていませんか?リハビリで得られる効果とは | いしゃまち (ishamachi.com)

【指圧・マッサージ効果】
 「指圧」や「マッサージ」は、そんな呼吸筋を働きやすくする効果があると思います。
 また、指圧自体、副交感神経を優位にする効果があると言われています。
 深い呼吸をすることで、身体の隅々まで酸素と栄養が行き届けば、気持ちも落ち着き、体調の改善へ繋がります。
 この、「呼吸」については、近いうちに語りたいなーと思っています。

【脳を整える】
 また、脳科学者の中野信子さんが書いた「脳を整える」という本を先日読んだのですが、
 不安や怒り、ストレス、同調圧力、人間関係といったことが脳を整えることで楽になるというものです。
 「周りに振り回されて、不快にならないためには、自分が気持ち良いほうを選べばいい」なんて言葉もありました。

こんな考え方ひとつで気持ちもかわり、呼吸もしやすくなるかもしれませんね。


この記事を書いた人

野上 有子(のがみ ゆうこ)
 昭和47年生まれ
 宇都宮市立豊郷中央小学校・宇都宮市立豊郷中学校を経て、実家の八百屋を継ごうと宇都宮短期大学附属高等学校(情報商業科)へ入学。しかし、在学中に八百屋を閉めることとなり、医療・福祉系へ進路を変更。
 卒業後は、栃木県医師会へ入社。26年間勤めた後、日本指圧専門学校へ進み、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、2020年6月に「指圧家のがちゃん」を開業。 
 現在に至る。
 〇公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会員
 〇一般社団法人 栃木県鍼灸マッサージ師会員
 〇一般社団法人 日本指圧協会員
 〇日本指圧専門学校同窓会員
 ※あん摩マッサージ指圧師免許
 

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